更新日令和7(2025)年9月5日

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令和7年度第1回柏市健康福祉審議会高齢者健康福祉専門分科会会議録

1.開催日時

令和7年8月7日(木曜日)午前10時~12時

2.開催場所

柏地域医療連携センター1階研修室

3.出席者

委員(敬称略)

飯島勝矢、宇佐見さくら、大塚昌孝、織田暁寿、金田しおみ、工藤淑子、小宮裕明、齊藤志帆、寺田英史(以上9名)

事務局等

健康医療部理事(吉田 みどり)

健康医療部次長兼健康増進課長(梅澤 貴義)

健康医療部次長兼地域医療推進課長(岡村 秀明)

高齢者支援課長(島澤 智宏)

地域包括支援課長(小出 嘉則)

指導監査課長(杉森 弘)

柏市社会福祉協議会事務局長(山下 嘉人)

4.配布資料

事前配布資料

当日配布資料

なし

5.議事(概要)

(1) 第9期柏市高齢者いきいきプラン21の実績について(令和6年度)

(高齢者支援課から、資料1「第9期柏市高齢者いきいきプラン21の実績について(令和6年度 サービスの事業量等編)」、資料2-1「第9期柏市高齢者いきいきプラン21の実績について(令和6年度 取り組み編)」、資料2-2「第9期柏市高齢者いきいきプラン21 一覧」に沿って説明)

(工藤委員)

基本方針3、施策3-1相談支援体制の充実のところで、令和7年度の方向性として、地域包括支援センター職員研修を通し、質の向上に努めるとされている。研修は一方通行のものではなく、実効性のあるもの、現場を反映したものとして、センター長や職員から声を吸い上げればもっと良い研修になると思う。また、施策3-3権利擁護の充実のところ、制度の認知が行き渡っていないと感じている為、社会福祉士会をはじめとして、弁護士会や司法書士会といった専門の職能団体とも手を組んで、市民に向けた活動や研修などを行うと良いのではと思う。

(事務局)

地域包括支援センターの職員研修については、顔の見える関係を地域包括支援センター同士でしっかり作りながら、それぞれが抱えている課題を出し、研修の中で生かしていきたい。権利擁護についても権利擁護センターとも連携しながら、弁護士会、司法書士会、社会福祉士会とも意見交換しながら色々工夫し認知を広めていきたい。

(飯島会長)

高齢者虐待が地域包括支援センターに結構な割合で情報が集まってきているのか減っているのか、最近の状況を工藤委員に伺いたい。

(工藤委員)

親の年金をあてにして子どもが働いていないという金銭的な虐待、元気な親であってほしいという思いが強すぎることでの虐待といった、暴力とは限らない、家庭の中でいろんな形での虐待が発生している。

(飯島会長)

金銭的虐待というのが増えてきている。虐待のイメージをもう少し深掘りして理解していく必要がある。

(金田委員)

基本方針4、4-1介護サービス等の基盤整備のところで、令和7年度の方向性としてグループホーム整備運営事業者の募集となっているが、近年、3事業所のグループホームが無くなっている。増設も重要だが、既存施設が閉鎖となる前に何かしら事業継続のための支援がいただけないか。

(事務局)

閉鎖の実態は把握している。人材確保を含め、グループホームの運営課題を伺いながら、支援策を検討していきたい。

(宇佐美委員)

介護人材確保に向けたイベントについて来場者は増えているが、入職に至るまでの人数は伸びていない。柏市で介護職員として働くことのメリットをアピールできればと思う。

(事務局)

離職の状況を見ると、一番の理由というのは人間関係であったりするので、働きがいや、喜びに思えること、悩みの共有、横のつながりといったことを含めて検討していきたい。

(斎藤委員)

基本方針4、4-3在宅医療・介護連携の推進のところで、訪問介護の人材がかなり不足しており、通院介助など介護連携の際、断られるケースが増えている。

(事務局)

令和6年の報酬改定で訪問介護の報酬が引き下げられた影響もあり、訪問介護の人材不足は全国的課題となっている。医療介護連携を進めていく中で通院介助を含めて検討していく必要があることを改めて感じた。

(織田委員)

在宅医療を行う医療機関が増えてきている一方、顔の見える関係が希薄となっている。質の担保、関係性も含めて顔の見える関係会議などやっていけると良いと思う。

(飯島会長)

質の担保と同時に関係性、顔の見える関係が前より見えなくなってきているのではないかということは、この会議でも大きな問題であり、在宅医療介護連携としてこれからの課題であると思う。

(2) 第10期柏市高齢者いきいきプラン21の策定に向けた調査について 

(高齢者支援課から、資料3-1「第10期柏市高齢者いきいきプラン21調査について」、資料3-21.「在宅介護実態調査設問一覧表」、資料3-22.「介護サービス事業所調査設問一覧表」、資料3-23.「ケアマネジャー調査設問一覧表」、資料3-24.「介護サービス従事者調査設問一覧表」に沿って説明)

(金田委員)

事業所の看取り、終末期の意思決定支援について、そこに踏み込んだ内容を、市の課題として入れてほしい。本人の最期を施設職員もしくは家族がしっかりと把握をした上で看取りが進むが、そこが進んでいないと感じている。

(事務局)

ガイドブックの作成や施設内で研修を進めることで、支援者の支援の取組を進めるとともに、市民向けの周知として、広報誌の中に終末期に向けての考えを入れ込んだり、出前講座の中にACP(人生会議)を加えるなど、両面で取り組みを進めていきたい。

(織田委員)

意思決定支援について、担当している医師と施設スタッフ、家族、できれば本人も含めて話し合いをする場が作れると、比較的満足度が高い最期がおくれる印象がある。

(工藤委員)

訪問診療の利用の設問で訪問歯科診療が除かれている理由を伺いたい。また外国人従事者調査は母語対応を考えているか伺いたい。

(事務局)

訪問歯科診療については設問を含めて再検討したい。外国語対応は行っていないが、外国人スタッフの考え方や悩みについての調査は,今後,対象の方が増えた際には,検討したい。

(飯島会長)

今の項目は内部で検討し、最終的には事務局および会長に一任ということで、全体的には専門分科会として認めるということでお願いしたい。

(3) 柏市老人福祉センター条例等の改正について

(高齢者支援課から、資料4「「柏市老人福祉センター条例」及び「柏市老人福祉センター条例施行規則」の改正案骨子」に沿って説明)

(飯島会長)

昨今の事情を考えると、利用者の多少の負担というものを求めるということはやむを得ない、また施設の有効活用として、他の世代が利用できる用途の拡大ということを反対する理由はないと思われるので、この分科会としてご承認いただきたい。

(異議なし)

6.その他

副会長の選任について

(事務局から佐藤委員を推薦し、賛成いただける委員の挙手を求め、賛成多数により、佐藤委員の副会長就任を決議)

7.傍聴人数

0名

8.次回開催日程

令和8年2月5日(木曜日)午前10時から

地域医療連携センター 1階研修室

お問い合わせ先

所属課室:健康医療部高齢者支援課

柏市柏5丁目10番1号(本庁舎別館2階)

電話番号:

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