更新日令和5(2023)年12月22日

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令和5年度第1回柏市都市計画審議会会議録

1 開催日時

 令和5年7月11日(火曜日)午後3時00分から4時30分まで

2 開催場所

 柏市上下水道局庁舎4階 401、402会議室

3 出席者

 (委員)

 伊原委員、小澤委員、瀬田委員、染谷委員、出口委員、広田委員、石井委員、坂巻委員、橋口委員、挽地委員、増井委員、眞崎委員

 (事務局)

 染谷都市部長、市原都市部理事、小川都市部理事、沢都市部次長兼宅地課長、長妻都市部次長兼都市計画課長、中村都市部技監

4 議題

 議題 柏市都市計画マスタープランの一部改定

5 議事(要旨)

  • 議題について異議なしと回答された。
  • 主な質疑応答は次のとおり。

6 主な質疑応答

 議題 柏市都市計画マスタープランの一部改定

  • 広田委員

 都市計画マスタープランのテーマの1つに「持続可能なまち」とありますが、具体的にどのような方策を考えられていますか。

  • 事務局

 今後の経済の低成長が見込まれる中で、まちの活力を維持し、足腰の強い経済基盤をつくる必要があります。特に、地域の魅力や特性を生かし、人が集う活力あふれるまちの実現に向け、にぎわいのあるまち並みの整備や産業の活躍を促進していくことを考えています。

  • 広田委員

 経済的な視点によるまちの持続性のほかに、コミュニティの持続性も重要な視点だと思います。高齢化により戸建て住宅に住めなくなり、サービス付き高齢者住宅に移り、自らコミュニティを出ていくようなことが見られると思います。こういった側面に対しても、持続的な方策が大切かと思いますがコミュニティの視点については、どうお考えですか。

  • 事務局

 柏市は、高度経済成長期に多くの住宅開発がなされました。この際入居された世代の高齢化や、独居世帯の増加によりそのまま空家となる問題になってきます。これをどのように更新し次の世代に買っていただける形が取れるのか、コミュニティと建物という2方向から見ていかなければいけないと考えています。

  • 出口会長

 ベッドタウンとして人口が増え始め、現在の柏市になっていますが、その方々が安心して住み続けられるようになることが、「持続可能なまちづくりの推進」ということを意味するところではないでしょうか。今回の改定のポイントには、その関連性があまり明確に見えていないというご指摘かと思います。

  • 事務局

 柏市を選んで住み続けていただいている市民が、安心して住み続けられることは大変重要だと考えます。その部分につきましても、検討を進めていきたいと考えます。

  • 出口会長

 都市計画以外の部局とも連携をしながら、柏市に住み続けるためのサービスの支援も意識していただければと思います。

  • 瀬田委員

 今回の改定において、人口動向は改定前とそれほど設定が変わらないのか、あるいは考慮が必要なのかを確認させてください。

  • 事務局

 柏市第六次総合計画を令和7年度に策定を予定しており、今年度中に人口推計を行うことを確認をしていますが、今のところ、大幅な増減はないと聞いています。しかし,高齢化の割合については若干進むことが考えられます。先ほどのコミュニティや高齢化の問題については、配慮が必要だと考えます。

  • 瀬田委員

 高齢化が予定より進むということは、若者が入ってこないということだと考えますが、その原因をお聞かせください。

  • 事務局

 現在の都市計画マスタープランの中でも、その状況が出ていますが、若干高齢化率が高い地域があります。現在、人口推計の値が出ていないため、今後の動向については不明ですが、高齢化が若干進むことが考えられます。

  • 瀬田委員

 高齢化が当初の想定よりも進むことの原因についても、確認をしていただく必要があると思います。

  • 出口会長

 資料のグラフや図は更新されていますが、考察の部分は更新されないのかというご指摘と思います。前回の改定から5年経っていますので、社会動態の変化に合わせて見直しをする必要があるのかと思います。

  • 事務局

 現状、人口推計の結果が出ていませんので、考察ができる状況でないこともあり、今回変更のコメントの記載がない状況でございます。今後進展があれば、ご審議いただく際にご案内を差し上げたいと考えています。

  • 坂巻委員

 野田市の県道沿いで行っている施設立地等に伴い、柏インター方面の交通量が増加していくと考えますが、それについて、どのように対応していくのですか。

  • 事務局

 広域的な関係ということで、野田市の状況把握を含め、関係機関と協議をしていきたいと考えます。

  • 染谷委員

 私は農業をやっていますが、緑を都市の魅力として柏に残していってもらいたいと考えます。公園や街路樹等を増やすたび、行政が管理し費用がかかります。人口減少に伴いそれらを管理する職人もいなくなってしまいます。その中でも街路樹や公園の管理を徹底し、魅力のある柏をつくっていただきたいと思います。

  • 事務局

 緑については、緑の保全という部分で、関係部局と調整をしながら進めていきたいと考えています。また、前回の審議会でもご発言いただきましたが、都市内の農地である生産緑地についても、柏市の魅力として生かしながら進めていければと考えています。

  • 石井委員

 産業立地などのエリアを定めていますが、東部エリアと手賀沼エリアにおいては、市街化調整区域であり、基本的に人を呼び込む施設の建設はできないと認識しています。立地に合っていない場所での産業立地の誘致は行っていけるのでしょうか。

  • 事務局

 東部エリアにつきましては、国道16号沿線を想定しています。また、市街化調整区域のまま開発を許可するのではなく、一団の土地として市街化区域に編入し、開発を行うことも想定・検討していきたいと考えております。手賀沼エリアについては、柏市観光基本計画と連携し、その趣旨に合致したものについて、立地を認めていけるよう検討していきたいと考えています。

  • 石井委員

 緑地が残っているところは、市街化調整区域が多いと思います。市街化調整区域の活性化について、都市計画マスタープランにおいてはどうなるのでしょうか。また、交流人口拡大とありますが人口が流れてきてもそこに住んでいる人に活力がないといけないと思います。こういった面に対してのケアをどうお考えですか。

  • 事務局

 市街化調整区域においては、緑地の保全と既存集落の保全ということがあると思います。また、優良田園住宅制度についても、検討しているところです。

  • 石井委員

 近隣市との連携については、今回の改定でどのように取り上げるのでしょうか。

  • 事務局

 千葉県の「都市計画区域の整備、開発及び保全の方針」が令和7年度策定に向けて作業を進めていくとなっています。その中で近隣市と調整していきたいと考えています。

  • 出口会長

 近隣市との調整については、千葉県の力もお借りしないといけないと思います。

  • 出口会長

 ご指摘、ご意見等を整理しますと、1点目は、柏市都市計画マスタープランの改定案の方向性として、持続可能なまちづくりの推進というものが、具体的に今回の5つの改定のポイントの対象の中にどのように反映されているのかが分かりにくいということ。また、「持続性」の意味合いに、人が住み続けられるまちをつくるということがあります。経済を発展させるだけではなくて、緑を保全する、あるいは住民のための憩いの場を増やす等の考え方や、居住人口の動態の考察についても、必要があれば見直しを行い反映させていただきたいという意見がありました。

 2点目は、近隣市と隣接しているエリアについて、市単独では解決できる問題ではないと思いますので、千葉県や近隣市との連携を意識していただきたいと意見がありました。最後に、「交流人口」についてです。「交流人口拡大」という言葉は、「産業立地の誘導」などと比べると土地利用をイメージしにくいかもしれません。もう少し具体的に市民が分かりやすい言葉で説明していただけるといいのではないかというご指摘がありました。

 それでは、柏市都市計画マスタープランの一部改定につきまして委員の方々からいただいたご意見を反映させるなど、今後適宜対応していただきたいと思っています。その上で、次のステップの市民説明会及びパブリックコメントを進めていただきたいと思います。本件について、ご異議等はありますでしょうか。

  • 各委員

 異議なし。

  • 出口会長

 議題について、「異議なし」という事でご承認いただきました。

以上

7 傍聴者

1人

関連ファイル

【議案資料】令和5年度第1回柏市都市計画審議会(PDF:45,400KB)

お問い合わせ先

所属課室:都市部都市計画課

柏市柏255番地-1(柏市役所分庁舎2-2階)

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