更新日令和7(2025)年7月16日

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第54回柏市第二清掃工場運営委員会(第40回定例会)議事録

 

開催日時

令和7年3月19日(水曜日)午後2時から午後3時まで

開催場所

南部クリーンセンター(柏市第二清掃工場)3階中会議室

出席者

(1)委員

佐々木健、井原智彦、佐田幸一、米元純三、飯本武志、小川英夫、塚本竜太郎、渡邉勝蔵、杉本政章、松崎美佐子、祖父江万智子、池田晶生、篠田操、鈴木康行、山口まり(15名)

(2)事務局

後藤環境部長

他13名

議題

第1監視項目(令和6年8月~令和7年1月分)

事務局から資料に基づき説明し、了承を得た。

質疑

(池田委員)

熱灼減量の測定が6回行われている中で、10月以降は1未満なのに対して、8月とか9月は1.0を超えてるということで、保証値よりは小さいのですけれども、かなり桁が違います。これは何か原因とかわかってるのでしょうか。

(事務局富士産業)

熱灼減量の分析は灰を燃やして、その残分の重量を測る測定ですが、ごみ質の中に金属や不燃物が多いとこの数値が変わるものですから、金属関係もしくは不燃物が入っていたものと思われます。

(池田委員)

数字が悪くなってもこれは調査もできない、しょうがないということで理解してくださいっていうふうな意味なのですか。

(事務局KKT所長)

熱灼減量の測定目的がちゃんと燃やしてるかどうかという観点にあります。3以下であればよくしっかり燃やしているという位置付けで測定していますので、それ以下の1とか0.1とか、何が燃え残ったかというのは分析はしてない状況になります。

(池田委員)

そんなに問題ではない。了解しなさいっていう意味かなと思います。

(佐田委員)

資料はどれが正式で公開される、公開されないというのはあるのでしょうか。

(事務局)

正式な報告書はこちらの報告書になりまして、パワーポイント資料は説明用の資料になります。

(佐田委員)

報告書の目次とパワーポイント資料の目次の言葉使いが違いますよね。どんなものかなと思いました。また、正式な報告書の2ページ目のダイオキシン類について、ちょっと引っかかったのがですが*2の注釈が「なお各化合物の実測濃度の総和が各測定日別にng/立方メートル」と書いてますね。これは何のことかよくわからない。ダイオキシンの評価では毒性等量に換算すると思うのですけど、この総和が何であるのか非常にわかりづらい。何か意図されているのでしょうか。

(事務局)

毒性等量で評価して0と書くと、出てないという風にごまかしてるようにとられかねないというようなところで、一応実測として総和はこうでしたと書きましたが、言葉が足りずに申し訳ございません。

(佐田委員)

わかりました。それに関しては可能ならば今後はわかりやすく表現を検討されてはいかがですか。次いで、8ページ目の悪臭の表は、12月3日に実施されてる悪臭の測定結果だと思います。

その表の上から行くと風向、風速、風下地点で書いてますよね。この12月3日においては風向は北東、風下地点はNo.17と書いてますけど、風下地点はNo.8、9、10となりませんか。

(事務局)

確認させていただきます。

(佐田委員)

前回の委員会の資料と見比べたんですけど、前回は風下地点がNo.17なんですけど、風向は違っています。だから、転記ミスじゃないかな、或いは風速が0.1m/sと静穏でしょうから、風向がさだまらずに、測定をどこでやっても同じという解釈をされたのか。ちょっと確認していただければと考えています。

(後日、事務局にて確認した結果)

測定当日はほぼ無風だったため、確定した風向きがなかった。このため、これまでの測定で風下になることの多いNo.17の地点を「風下」とし、試料の採取を行った。なお、「北東」という風向きは、測定地点のうちでかろうじて風向きの読み取れたNo.3での結果を記入したもの。無風により風向きが読み取れない場合は無風として報告すること、その場合の試料採取箇所の基準を設けることを検討する。

(米元委員)

2番の監視項目のダイオキシン類の注釈の中で、各化合物の実測濃度の総和という言葉が出てますけども、この総和はTEQ(毒性等量)のことなんでしょうか。

(事務局)

こちらの総和はTEQではなくて、実測値です。酸素濃度で換算した値の総和です。

(事務局富士産業)

排ガスの12%換算がかかった数字なのですが、実測値でありまして、毒性等量の計算がかかってないです。

(米元委員)

何種類ぐらいの総和ですか。

(事務局富士産業)

ダイオキシン類が40数項目の総和です。

(米元委員)

TEQの低い化合物ですと、それに換算しないで出すと、何かもう少し高い値になってもいいのかなと思ったものですから。

第2周辺環境監視項目 

事務局から資料に基づき説明し,了承を得た。

質疑

(佐田委員)

17ページは大気の周辺監視項目で、これ前回の委員会で送ってこられたのと同じ結果が書いてあります。また太字で、次回に紹介しますとのことですよね。だからこの部分は、報告しないとのことなのです。一方、19ページ20ページを見ますと、これも同じでして、前回報告済みのため報告がございませんと考えられます。体裁だけかもしれませんが、こちらは斜線ですよね。

このようにフォーマットが違っており正式な文章として出すときに、このような形でわかりやすいのかなと思いました。これらの中間にある18ページのダイオキシンは年4回測定するので、前回と今回を含めて、トータルで評価をされています。事務局としてわかりやすくこの辺を可能な範囲で交通整理されたらいかがでしょうかという希望です。

(事務局)

見せ方というところで配慮が足りなかったかもしれませんので、次回以降きちっと資料を作りたいと思います。

第3報告事項

事務局から資料に基づき説明し,了承を得た。

※排ガス量超過の説明内容

2号炉では、最大3万8400N立方メートル/hと協定事項の最大3万6540 N立方メートル/hを超過する事例がありました。これは8月28日の21時1分から約50分間、焼却炉のゴミ投入口に大きな枝のようなものが引っかかり、ブリッジを形成したことで、空気と細かいごみだけが吸い込まれ、ごみが焼却炉にうまく入っていかない状態となり、炉内を正常に保つために、自動制御で誘引通風機が高回転となったことから、排ガス流量を増加させたものと考えられます。なお、この間も排ガスの規制値は保証値を満たしておりました。原因として、通常は枝木などが持ち込まれた場合、荒物破砕機で細かく破砕した後にごみピットに投入してからクレーンで焼却炉に運ばれますが、8月23日から9月3日まで、荒物破砕機が年次定期点検で稼働を停止していたため、枝木がごみピットに直接投入され、その状態で焼却炉に運ばれたためと考えられます。なお、超過を確認した後、直ちに炉の立ち下げ作業を開始しましたが、その過程でブリッジ解除装置を使用したところ、ガス量が通常値に低下して安定したことが確認されたことから、炉の再立ち上げを行いました。本事例後の対策ですが、排ガス量の増加時のチェック項目に、ごみ投入時のブリッジ確認を加えて、運用しております。

質疑

(佐々木委員)

排ガス量が増えたことに関しては、ただいまのご説明でよく事情がわかりました。報告書の情報だけだと評価が「×」になったということだけが、一般の方が知ることになるわけで、これは何だっていう疑問だけが生じるのではないかと思います。何らかのその事情が納得のいく状況だったっていう情報を資料に付記された方がいいのではないかと思います。

(事務局)

情報公開で議事録も載せさせていただきますので、その中で今回の説明とご質問いただいた内容を表現できればと思っております。

(鈴木委員)

今のご説明なのですけれども報告書が公開されて、議事録を合わせて公開するので、議事録を読めと言うふうに聞こえます。市民目線になっていない、明らかに「×」がついてるのであれば、こういう事情があったのでというのをここに付すべきであって、質問があったからそれに答えて、それを公開するからそれでよしというのはいかがなんですかと思います。

(事務局)

市民目線から見れば説明が不足してるという指摘の通りかと思いますので、今後資料の作成について、評価事項等で基準を上回ったことについては、より簡潔に説明を載せるような形での報告書を作成します。

第4放射性物質対応経過

事務局から資料に基づき説明し,了承を得た。

質疑

(篠田委員)

令和7年3月3日の数字が若干、前の年よりも少々上がってきていますが、その原因が何かわかりましたら教えていただきたいと思います。

(事務局)

放射線の測定を毎週小さなポータルの測定器で5センチ、50センチ、1メートルの場所を測るのですが、やはり気温だとか天候だとかによって若干同じ場所で測るのですけども0.01とか0.02、0.03ぐらいは違いが出てきます。しかもこの測定っていうのは1分間の移動平均で測ってますので、見てるうちに変わります。ですから、若干の違いは出ると思うのですが、最近ではほとんど横ばい状態で推移してると思います。

第5実施状況及び今後の日程

次回の委員会の日程は、後日決めることとなった。

第6その他

質疑

(祖父江委員)

第二清掃工場に、例えば鎌ケ谷の焼却場の建て替え時に持ち込まれるゴミの予定とか、北部クリーンセンターの方もだいぶ古いようで今の状態よりもプラス何かごみが持ち込まれる計画はあるのでしょうか。

(事務局清掃施設課)

鎌ケ谷市、白井市の組合との協議につきましては、現在鎌ケ谷市と話し合いを進めている段階ですので、現時点で決まったことはございません。いつからごみが南部クリーンセンターに持ち込まれるかということは、現時点では確定してる事項はございません。

あと北部クリーンセンターにつきましては、現在令和6年度から令和8年度にかけて3ヵ年で長寿命化工事を行っています。長寿命化工事の後15年間使わせていただくということで、今、整理を進めて長寿命化を進めているところでございます。北部クリーンセンターの工事期間中、どうしても3つ焼却炉があるのですが、それを止めなくてはいけないときにつきまして、今、南部クリーンセンターに、運ばせていただいて、焼却処理をしている状況でございます。

(渡邉委員)

指定廃棄物について柏市が県内で一番保管してるということだったと思うのですが、最近は国との交渉事というのは、やられているのでしょうか。

(事務局清掃施設課)

指定廃棄物の、県内1ヶ所集約に向けた長期保管施設の整備につきまして、近隣東葛の5市と連携しながら国と協議をしているところでございますが、具体的には、今のところ、解決に向けたスケジュールですとかが出されている状況ではございません。我々としましても、毎年、環境省と打ち合わせを行いながら、細かく進捗について確認をしてるところでございます。つい最近も東葛5市と協議をしまして、今、5市で大臣要望等を行っておりまして、千葉県も一緒になって連携しながら何かできることはないかということを、県とも連携していきたいというお話を進めているところでございます。10年以上経過しておりまして、皆さん、ご迷惑をおかけしているところですが、我々としましても、1日も早くですね、解決の糸口が見つけられるように進めて参りたいと思います。

傍聴人

なし

会議資料

概要版資料(PDF:1,661KB)

第54回(第40回定例会)柏市第二清掃工場運営委員会資料(PDF:1,279KB)

 

お問い合わせ先

所属課室:環境部南部クリーンセンター

柏市南増尾56番2(第二清掃工場所在地)

電話番号:

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