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更新日令和7(2025)年7月3日

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柏市教育委員会令和7年第5回定例会会議録

1.日時

令和7年5月29日(木曜日)

  • 開会 午後2時00分
  • 閉会 午後2時58分

2.場所

沼南庁舎501会議室(沼南庁舎5階)

3.出席した教育長及び委員

  • 教育長 田牧 徹
  • 教育長職務代理者 氏田 青津子
  • 委員 森 秀夫
  • 委員 渡部 麻有
  • 委員 原 康樹

4.教育長及び委員並びに傍聴人以外の出席者

教育総務部

  • 教育総務部長 中村 泰幸
  • 教育総務部次長兼教育政策課長 松澤 元
  • 教育総務課長 髙橋 千代美
  • 教育施設課長 大滝 正寿
  • 学校給食課長 染谷 和広

生涯学習部

  • 生涯学習部長 宮本 さなえ
  • 生涯学習部上席技監 依田 紀彦
  • 生涯学習課長 田中 義通
  • アフタースクール課長 田所 英樹 
  • 文化課長 吉田 敬

学校教育部

  • 学校教育部長 平野 秀樹
  • 学校教育部次長兼学校教育課長 原 竜太郎
  • 教職員課長 福田 裕司
  • 指導課長 麻生 織江
  • 児童生徒課長兼少年補導センター所長 滝 恒真

事務局

  • 教育総務課統括リーダー 佐藤 香
  • 教育総務課主査 岡﨑 香織
  • 教育総務課主事 程田 祐輔
  • 教育総務課主事補 野崎 真生

5.傍聴に関する説明

田牧教育長

傍聴の確認を行います。地方教育行政の組織及び運営に関する法律第14条第7項の規定により、会議は原則公開となっております。

本日は、傍聴希望者がいらっしゃいませんので、柏市教育委員会会議傍聴規則第1条の2第2項の規定に基づき報告いたします。

なお、会議中に傍聴の希望があった場合は、随時入室していただくこととしたいと思いますが、よろしいでしょうか。

(全委員了承)

田牧教育長

それでは、随時入室していただくことにいたします。

6.開会宣言

田牧教育長

ただいまから教育委員会令和7年第5回定例会を開会いたします。

7.前回会議録の承認

令和7年第4回定例会会議録について全委員異議なく承認した。

8.教育長報告

報告

学校教育部長

教育長報告は1件でございます。
アの「令和8年度使用教科書の採択について」を指導課長から御報告申し上げます。

指導課長

令和8年度使用教科用図書の採択に当たっては、教科用図書東葛飾東部採択地区協議会規約に基づき、東部採択地区協議会を設置し、協議を経て、柏市教育委員会が採択することになっております。

初めに、今年度の教科書採択について御説明いたします。

特別支援学級等で使用する学校教育法附則第9条の規定による教科用図書につきましては、毎年異なる図書を採択することができるため、今年度新たに出されました新規本の採択を中心に行う予定です。

小学校用及び中学校用の教科用図書につきましては、令和7年度においては、基本的に令和6年度と同一の教科書を採択しなければならないこととなっております。

 次に、教科書展示会について御説明いたします。

教科書の展示会は、学校の教職員や市民などの調査・研究のため、毎年6月から7月の間の一定期間実施するものでございます。柏市の教科書センターは沼南庁舎内にございますが、この時期の教科書展示会は、より市の中心部にございます、柏市立図書館で実施しております。今年度は6月14日土曜日から6月29日日曜日の月曜日を除く14日間、9時半から17時の間に開催いたします。

以下、参考資料といたしまして、教科用図書東葛飾東部採択地区協議会規約と令和8年度使用教科書の採択事務についての通知文を載せております。

 説明は以上でございます。

学校教育部長

教育長報告は以上です。

質疑等

なし

9.議事

議案第2号から議案第6号、第9号及び第12号は市議会令和7年第2回定例会に関わる議案のため、非公開で審議しました。

また、議案第2号から第6号は、いずれも「工事の請負契約の締結について」の一部変更の申入れに関する議案のため一括して審議を行いました。

議案第1号 教育財産の用途廃止について

説明

教育総務部長

 資料は15ページから17ページになります。

議案第1号は、浄化槽から下水道への切替えに伴いまして、土南部小学校の建物及び工作物を撤去するため、用途廃止したいので、提案するものでございます。 

 議案の詳細につきましては、教育施設課長から御説明申し上げます。

教育施設課長

それでは、資料16ページを御覧ください。

今回は、土南部小学校の教育財産について用途廃止を行います。用途廃止の時期はいずれも令和7年6月です。

資料17ページを御覧ください。

掲載している図は、土南部小学校の配置図で、今回撤去する建物及び工作物を1.、2.でお示ししております。土南部小学校は浄化槽が老朽化していることと下水道整備がなされたことで、今年度下水道への切替工事を行います。これに伴い、不要となる浄化槽機械室と浄化槽を解体撤去いたします。

 浄化槽の解体撤去工事は、冬休み中を予定しており、令和8年2月に竣工する予定でございます。
 説明は以上となります。御審議の程、よろしくお願いいたします。

質疑等

なし

採決結果

全員賛成可決

議案第2号から第6号 工事請負契約の締結の申入れについて

説明

教育総務部長

別冊資料1ページから39ページになります。

議案第2号から第6号までにつきましては、柏市立小学校屋内運動場空調設備設置に係る工事請負契約の締結について、市議会に議案として提出することを市長に申入れするものでございます。

 議案の詳細につきましては、教育施設課長から御説明申し上げます。 

教育施設課長

 柏市立小学校屋内運動場空調設備設置工事(その1)から(その5)につきまして、御説明いたします。

本工事は、児童の学校生活における熱中症対策及び災害時の避難所機能の強化のため、小学校の屋内運動場に空調設備を設置していくものです。

昨年度に実施しました中学校の工事に引き続き、小学校への設置を進めていき、今年度末には柏市立小中学校全てにおいて、供用可能となります。

平成22年度の移転新築時に設置済みの風早南部小学校と屋内運動場長寿命化改良工事と付帯で設置する土小学校を除く40校について、5つに分けて工事契約を行います。

いずれも総合評価一般競争入札を実施し、仮契約を締結しております。概要について順に御説明いたします。

 初めに、別冊資料1ページを御覧ください。

議案第2号の柏市立小学校屋内運動場空調設備設置工事(その1)は、田中小学校、田中北小学校、西原小学校、十余二小学校、花野井小学校、富勢西小学校、富勢小学校、富勢東小学校の8校を対象としております。

契約金額は税込み3億2、978万円となります。契約の相手方は丸東水道石材有限会社となります。仮契約の締結日は令和7年5月19日となります。

 続きまして、資料15ページを御覧ください。

議案第3号の柏市立小学校屋内運動場空調設備設置工事(その2)は、柏の葉小学校、松葉第一小学校、松葉第二小学校、高田小学校、柏第四小学校、柏第五小学校、柏第六小学校、柏第七小学校の8校を対象としております。

契約金額は税込み3億6、608万円となり、契約の相手方は、株式会社岡田工業所となります。仮契約の締結日は令和7年5月9日となります。

続きまして、資料21ページを御覧ください。

議案第4号の柏市立小学校屋内運動場空調設備設置工事(その3)ですが、柏第一小学校、柏第二小学校、柏第三小学校、柏第八小学校、旭小学校、旭東小学校、豊小学校、名戸ケ谷小学校の8校を対象としております。

契約金額は税込み2億9、227万円となり、契約の相手方は、株式会社サン商会となります。仮契約の締結日は令和7年5月20日となります。

 続きまして、資料27ページを御覧ください。

議案第5号の柏市立小学校屋内運動場空調設備設置工事(その4)ですが、光ケ丘小学校、中原小学校、酒井根小学校、酒井根東小学校、酒井根西小学校、増尾西小学校、土南部小学校、逆井小学校の8校を対象としております。

契約金額は税込み3億5、354万円となり、契約の相手方は、株式会社エクエコとなります。仮契約の締結日は令和7年5月9日となります。

 続きまして、資料33ページを御覧ください。

議案第6号の柏市立小学校屋内運動場空調設備設置工事(その5)ですが、風早北部小学校、大津ケ丘第一小学校、大津ケ丘第二小学校、藤心小学校、高柳小学校、高柳西小学校、手賀西小学校、手賀東小学校の8校を対象としております。

契約金額は税込み2億8、193万円となり、契約の相手方は、株式会社エクエコとなります。仮契約の締結日は令和7年5月2日となります。

 続きまして、工事の内容について御説明いたします。別冊資料7ページの配置図を御覧ください。
 5議案を代表して、田中小学校を例に御説明いたします。工事範囲は各学校の屋内運動場となります。
 続きまして、見開き8ページから9ページを御覧ください。

屋内運動場の平面図となります。屋内運動場のアリーナ、外周部のギャラリー下に空調室内機を配置してまいります。屋内運動場へ設置する空調機の性能及び台数は、アリーナの大きさや建物の断熱性能を考慮して決定しており、学校ごとに6台から12台設置してまいります。

 10ページの断面図を御覧ください。

天吊り型の室内機をバスケットゴールなどに干渉しないように、外周部のギャラリー下や手すりなどへ固定してまいります。

空調方式につきましては、一部の学校を除き、ガスヒートポンプ方式を基本とし、停電時にも使用可能な室外機を1台設置しております。

工事スケジュールにつきましては、昨年度実施しました中学校屋内運動場空調設備設置工事の実績から3か月程度で2、3校ずつ同時に設置完了するように工事を進め、令和8年3月までの設置完了を目指します。

 議案の説明は以上となります。御審議の程、よろしくお願いします。

質疑

なし

採決結果

全員賛成可決

議案第7号 柏市社会教育委員の委嘱について

説明

生涯学習部長

議案第7号は、柏市社会教育委員の任期満了に伴い、新たに委員を委嘱しようとするものでございます。

 議案の詳細につきましては、生涯学習課長から御説明申し上げます。

生涯学習課長

資料19ページを御覧ください。

 柏市社会教育委員は、社会教育法及び柏市社会教育委員条例に基づく委員です。

社会教育委員は、社会教育に関し、教育委員会に助言するため、社会教育に関する諸計画を立案すること。定時または臨時に会議を開き、教育委員会の諮問に対して意見を述べること。また、そのために必要な調査研究を行うことなどが主な職務とされております。

委員の数は15人以内で、学校教育及び社会教育の関係者、家庭教育の向上に資する活動を行う者、学識経験のある者及びその他教育委員会が必要と認める者の中から教育委員会が委嘱することとなっております。

 委員の氏名等につきましては、資料20ページ及び21ページを御覧ください。

今回委嘱しようとする委員12名のうち、学校教育の関係者は2名で、再任の委員が1名、新任の委員が1名です。新任は、表の2番目、公立小学校教頭の増田直人氏です。

次に、社会教育の関係者は6名で、再任が3名、新任が3名です。新任は、表の5番目の大石果菜氏、6番目の澤田直子氏、8番目の五味田博美氏です。

大石氏は、淑徳大学地域共生センターのコーディネーターとして、学生と地域をつなぎ、学生が地域を活性化することの支援に携われており、また、社会教育士として、社会教育全般に造詣が深いことから、就任を依頼いたしました。
澤田氏は、一般社団法人Eurekacocoの代表です。この団体は、生きづらさを抱える10代の若者に対し、他者との対話や価値観に触れる機会の提供、体験プログラムの開発に取り組まれております。
五味田氏は、柏市教育委員会学校教育課の教育専門アドバイザーであり、コミュニティスクールの実情について詳しいため、就任を依頼いたしました。
次に、家庭教育の向上に資する活動を行う者は新任の1名です。表の9番目の佐藤さおり氏です。
佐藤氏は、本市の家庭教育支援事業であるみんなの子育て広場にて、その活動を支援する有償ボランティア、コーディネーターをされており、また、青少年相談員として、青少年の健全育成のために活動をされております。
学識経験者は2名で、共に新任です。表の10番目の江戸川大学教授の土屋薫氏と11番目の江戸川大学准教授の大塚紫乃氏です。
土屋氏は、流山市の生涯学習審議会の会長を長年務められており、社会教育全般に造詣が深いため、就任を依頼しております。専門は社会学です。
大塚氏は、発達心理学を専門にされております。
最後に、新たに公募で選ばれた方は、今回初めて柏市の附属機関の委員となる予定の方です。表の12番目の野村未花氏です。
任期は令和7年6月1日から令和9年5月31日までの2年間となります。
以上、御審議の程、よろしくお願いいたします。

質疑等

なし

採決結果

全員賛成可決

議案第8号 柏市生涯学習推進協議会委員の委嘱について

生涯学習部長

議案第8号は、柏市生涯学習推進協議会委員に欠員が生じたため、後任者として新たに委員を委嘱しようとするものでございます。

 議案の詳細につきましては、生涯学習課長から御説明申し上げます。

生涯学習課長

柏市生涯学習推進協議会は、柏市附属機関設置条例に基づく附属機関で、生涯学習の推進についての審議及び答申に関する事務を行う機関です。委員の数は15人以内で、生涯学習について識見を有するもののうちから、教育委員会が委嘱することとされております。

 委員の氏名等につきましては、資料の24ページから26ページを御覧ください。

今回委嘱する委員は1名で、新任の方となります。これまで当協議会の委員を務められた、さわやかちば県民プラザ所長の西原正男氏が異動されたことから、新たに所長に就任された小沢純一氏を委嘱しようとするものです。

 任期は前任者の残任期間で、令和7年6月1日から令和8年7月31日までとなります。
 以上、御審議の程、よろしくお願いいたします。

質疑等

なし

採決結果

全員賛成可決

議案第9号 柏市アフタースクール条例の制定申入れについて

生涯学習部長

議案第9号は、令和8年度から開始したいと考えております、アフタースクール事業を実施するための条例の新規制定によるものでございます。こちらはアフタースクール条例の制定を、市長に申入れをするものです。

 詳細につきましては、アフタースクール課長より、御説明申し上げます。

アフタースクール課長

資料は43ページからになります。

アフタースクール条例の趣旨でございますが、本市が設置する小学校において、児童に対し、放課後等に多種多様な体験活動及び生活の場を提供することにより、全ての児童が安全で安心して自分らしく過ごすことができる放課後等における居場所の充実を図り、もって児童の健全な育成に資するため、柏市アフタースクール条例を制定しようとするものでございます。

条例は第1条から第13条までとなっており、そのほかに事業に合わせ、柏市立こどもルーム条例の一部を改正するものとなっております。

条例制定における主な内容につきまして御説明させていただきます。

第1条では、条例を制定する目的について定めております。

第2条では、アフタースクール事業の概要について定めております。

第3条では、アフタースクール事業の実施場所を定めており、49ページ及び50ページに示されている別表のとおり20校にて実施する予定でございます。

続きまして、第5条、第6条では、事業の実施区分及び事業の対象となる児童について定めており、基本的に放課後から午後7時までを実施時間とし、利用区分として午後5時まで利用できる区分と保護者が就労等で家庭において必要な保育を受けることができない児童を対象に、午後7時まで利用できる区分を設定しております。

また、長期休業日、いわゆる夏休み、冬休み、春休みにおいては、午前7時から午後7時までの実施時間となっており、こちらも午後5時までと午後7時までの利用区分を設定しております。この中で、長期休業中は午前7時から午前8時までを早朝保育として、保護者が就労等を理由に家庭で保育できない児童に対しまして、早朝保育を実施する予定でございます。

なお、対象児童は、本市に住所を有し、又は本市が設置する小学校に在籍している学齢児童となっております。

第7条及び第8条では、事業の利用及び利用料について定めており、午後5時までは4、000円、午後7時まで利用する児童につきましては8、000円としており、各月ごとに納付していただく形になります。また、午後5時以降利用する児童につきましては、補食としておやつの提供も行いますので、その分は別途徴収いたします。長期休業中におきましては、午後5時までは9、000円、午後7時までは13、000円となっております。

そのほか、アフタースクール事業に移行しない22校につきましては、引き続きこどもルームが行われますが、そちらにおきましても利用区分及び利用料をアフタースクール事業に合わせることを考えており、その変更内容も条例の附則に定めております。

本条例の施行時期ですが、令和8年4月1日を予定しております。

なお、申請方法や利用料の納付方法など、事業の細かな運用内容につきましては、今後速やかに本条例に基づく施行規則で定めていく予定でございます。

説明は以上となります。御審議の程、よろしくお願いいたします。

質疑等

渡部委員

小学校20校で行われるということで、アフタースクール事業にならない学校が22校あるということでしたが、その違いというか、どういう違いがあるのか、どうして全校がアフタースクール事業に移行しないのか教えてください。

アフタースクール課長

42校全てで速やかに行うという形で検討させてはいただきましたが、やはり初めてやる事業というところと、準備が必要だという点、あと学校の先生方との調整も含めまして、まずは20校というところで決めさせていただきました。

20校の選定といたしまして、まずこどもルームと放課後子ども教室が一緒になりますので、まずはこどもルームを利用されているお子様が多いところ、今でも定員を上回るようなところもございますので、まずは主に利用者が多いというところを選定させていただきました。

あとは地区として、偏りのないように北部、中部、南部ともにばらつきがないような形で割り振り、あとは各学校とのヒアリングの中で希望されているところや、スペースが十分確保できるところを選ばせていただき、20校を選定させていただいたところでございます。

渡部委員

ありがとうございます。

そうしますと、いずれは順次全部の学校で進めていくということですか。

アフタースクール課長

来年度も調整をさせていただき、早い段階で42校全てで実施したいと考えております。

採決結果

全員賛成可決

議案第10号 柏市文化振興審議会委員の委嘱について

生涯学習部長

議案第10号は、柏市文化振興審議会委員の任期満了に伴い、新たに委員を委嘱しようとするものでございます。

詳細につきましては、文化課長より御説明申し上げます。

文化課長

柏市文化振興審議会は、柏市附属機関設置条例に基づく附属機関で、文化振興施策の総合的かつ効率的な推進について、審議及び答申を行う機関です。

委員の数は15人以内で、文化団体の代表者、文化施設の代表者、学識経験者及びその他教育委員会が必要と認める者の中から教育委員会が委嘱することとなっております。

委員の氏名等につきましては、資料29ページを御覧ください。

今回委嘱する委員10人のうち、文化団体の代表者は4人で、内訳は再任が3人、新任が1人です。学識経験者は1人で、新任となっております。その他教育委員会が必要と認める者は5人で、再任が3人、新任が2人です。

新たに委嘱しようとする委員につきまして、御説明申し上げます。3番目の野尻幸子氏は、柏市文化連盟に所属され、お琴、三味線、尺八の和楽器からなります、柏市三曲協会でも理事を務められています。長きにわたり伝統文化の推進を進めてきた御経験に基づく意見を期待し、委員を委嘱するものです。

次に、5番目の田嶋勉氏は、学校現場で音楽科の教諭として指導をなされながら、作曲家としても全日本吹奏楽コンクールの課題曲を作曲されるなど、本市の吹奏楽の発展に大きく寄与された御経験に基づく意見を期待し、委員を委嘱するものです。

次に、8番目の本間明氏は、柏市観光協会に引き継がれました柏インフォメーションセンターの職員として、この春まで勤務され、音楽やアート、歴史など文化を多方面にわたり、本市の魅力を幅広くPRされてこられた御経験から、情報発信の分野で御意見を期待し、委員を委嘱するものです。

最後の10番目は、新たに公募で選ばれました加藤義隆氏です。今回初めて柏市の附属機関の委員となる方で、学芸員の資格をお持ちの方です。

また、再任となる委員のうち、連続6年以上の任期となる方については、鈴木將勝氏、林久美子氏のお二方いらっしゃいます。中でも最も長く委嘱させていただいている鈴木將勝氏は、柏市文化連盟の会長を長年務められて、本市の文化行政も含め、深い見識をお持ちの方です。特に今年度は、柏市芸術文化振興計画の新規計画の策定も予定しておりますので、その取りまとめを含めて再度委員を委嘱しながら、次期改選に向けて後任を探してまいりたいと考えております。

任期は令和7年6月1日から令和9年5月31日までの2年間です。

以上、御審議の程、よろしくお願いいたします。

質疑等

なし

採決結果

全員賛成可決

議案第11号 令和8年度柏市立高等学校第1年次入学者選抜要項の制定について

学校教育部長

資料の31ページを御覧ください。

議案第11号は、柏市立高等学校管理規則第22条の規定に基づき、令和8年度柏市立高等学校第1年次入学者選抜要項を制定したいので提案するものでございます。

議案の詳細につきましては、教職員課長から御説明申し上げます。

教職員課長

例年市立高校の入学者選抜要項は、県の入学者選抜要項に準用しております。来年度の県の選抜要項は、調査書の様式において変更がありますので、まずその点について説明いたします。

調査書の様式から削除される項目が4つございます。

1つ目は総合的な学習の時間。2つ目は出欠の記録。3つ目は3学年の行動の記録。4つ目は総合所見になります。

また、選抜方法から自己申告書に関する記載も削除されます。しかし、これについては自己申告書自体は参考資料という形で制度として残すことになっております。市立高校においても、同様にする考えです。

なお、選抜方法ですが、資料34ページの(8)にありますように、中学校が作成する調査書における評定の全学年の合計値及びその他の記載事項、学力検査の成績、学校設定検査の結果等を資料とし、総合的に判定して行います。そのことを記載した選抜及び評価方法については、市立柏高等学校のホームページで10月16日に公表する予定となっております。

また、市立高校では、令和6年度より実施しておりますインターネット出願については、引き続き継続して行います。また、令和8年度は全ての公立高等学校でも行う予定となっております。

入学者選抜の要項の説明は以上となります。御審議の程、よろしくお願いいたします。

質疑等

氏田委員

入学者選抜要項の項目5中国等帰国生徒の特別入学者選抜について、お聞きしたいと思います。

(1)の志願要件を満たす志願者というのは近年何人くらいいるか、教えてください。

教職員課長

ここ数年、この要件を満たす受験者はいない状況になっております。県全体でもここ数年は受験者はいないということで報告を受けております。

氏田委員

分かりました。

この要項を見たときに、この志願要件が、今の状況に合うのだろうかというのを疑問に思いましたので、質問させていただいたのですが、これは県の要項に基づいて作成しているということででよろしいですか。

教職員課長

そのとおりです。

県の要項を準用しており、県のほうにも同様の項目は入っております。

氏田委員

やはり、考え直すときではないかというふうには思います。

採決結果

全員賛成可決

議案第12号 令和7年度6月補正予算案の教育に関する事務に係る部分について

教育総務部長

別冊資料53ページを御覧ください。

地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定により、市長から意見を求められました令和7年度6月補正予算案の教育に関する事務に係る部分について、市長に意見を申し出たいので提案するものでございます。

なお、申し出る意見につきましては、次ページのとおり、市長の原案に異存なしです。

それでは、補正予算案の内容を御説明いたします。

59ページの令和7年度6月補正予算事業の概要を御覧ください。

今回の補正予算では、本資料に記載している事業に係る予算について、補正を行っております。

事業の概要につきまして、担当所属長から御説明申し上げます。

アフタースクール課長

アフタースクール課から、1のアフタースクール事業について御説明いたします。

これは、市内在住及び柏市立小学校在籍の児童を対象として、全ての児童が安全で安心して自分らしく過ごすことができる放課後の居場所を提供することを目的に、こどもルームと放課後子ども教室を一体的に運営するアフタースクール事業を委託するため、債務負担を設定するものでございます。

アフタースクール課からの説明は以上です。

指導課長

指導課から、2の部活動の地域移行に関わる事業について御説明いたします。

これは、千葉県の部活動の地域移行に向けた環境整備事業委託金を活用し、部活動が地域へ展開されたことによる新たな魅力を創出するため、運営団体主催の大会やイベント等の企画、運営について委託するものです。

指導課からの説明は以上でございます。

学校給食課長

学校給食課から、3の学校給食センター整備事業について御説明いたします。

これは、学校給食センター移転建替え用地の購入に関わる予算を計上するものです。当該土地の所有者である財務省に提出しました土地取得要望書の審査に当たり、用地取得に関する予算書を提出するよう指示があったため、用地取得を予算化するものです。

補正予算額の案は、不動産鑑定によります更地価格の1億2、500万円となります。取得につきましては、今年度中に用地取得に向けて手続を進めてまいりたいと考えております。

学校給食課からの説明は以上となります。

教育総務部長

議案第12号の説明は、以上です。ご審議の程、よろしくお願いします。

質疑等

氏田委員

アフタースクール事業の委託料として、限度額が掲げてありますが、この委託というのはどういうところを考えていますか。

アフタースクール課長

委託の内容としましては、子どもたちの見守りや、子どもたちが豊かな体験活動をするようなプログラムを提供するという形が中心になりまして、現場での運営を委託するという形を検討しております。

氏田委員

ということは、具体的な内容はこれからということですか。この事業は来年の4月から始まることですよね。

アフタースクール課長

運営する内容としましては、子どもたちが放課後に来て、その子どもたちの活動、例えば体育館で遊ぶや校庭で遊ぶなどの見守りがまず一つあります。また、プログラムとしましては、例えば学習の面や、あとはスポーツ面といった、そういった形のイメージはございますが、そちらは今後協議しながら、あとは地域の力も借りながら、どういったプログラムを組んでいくかというところはこれから組み立てて行きながら、令和8年4月を迎えたいと考えております。

氏田委員

分かりました。これからに期待したいと思います。

採決結果

全員賛成可決


10.協議

次回教育委員会定例会の開催日程について

次回定例会予定

  • 日時:令和7年6月26日 木曜日
  • 開会:午後2時00分
  • 場所:沼南庁舎501会議室

11.その他

月間行事予定

田牧教育長

続いて、来月の行事予定についてお願いします。

教育総務部長

教育総務部からは特に紹介する行事はございません。

生涯学習部長

生涯学習部からは、6月14日に実施予定のかしわ塾につきまして、文化課長より御説明させていただきます。

文化課長

6月14日土曜日に実施いたしますかしわ塾(吹奏楽教室)について御説明いたします。

こちらは管楽器、打楽器の演奏経験のある市内の小中学生が、憧れの市立柏高校の吹奏楽部の生徒の指導の下で練習を行い、その日の夕方に保護者の前で成果発表の演奏を行うという企画です。

コロナ禍前には、300人を超える参加者が集まりましたが、コロナでの中止やオンラインの開催を経て、昨年は部活動の見直しの影響もあり、当日参加者は82名に減少しておりました。昨年の減少の反省も踏まえまして、今年度は昨年度の参加者アンケートや学校関係者の方にいろいろとアドバイスをいただき、対象年齢をこれまでの小学6年、中学2年、中学3年の他、今年から中学1年も加えました。

応募方法も学校経由からsigfyによる配信、あとは地域クラブに所属している児童生徒にも参加していただけるように、柏市の地域クラブKSCAへも協力を要請いたしました。

また、休日に実施しますので、学校から楽器が借りられないという事情もありまして、今年は文化課から各学校に楽器の貸出しも依頼しております。そのほか、なかなか1日の練習では、特に小学生などはついていけないというアンケートの意見もありましたので、今年は楽譜の事前配布の準備を進めているところです。こういった見直しを行い、今のところ、現在155名の参加者が集まっております。

吹奏楽の街柏と呼ばれるこの灯りを引き続き灯し続けられるように、文化課としても努力してまいりたいと思っています。

学校教育部長

続きまして、学校教育部から、6月14日土曜日に開催予定のひまわりの会について、児童生徒課長より御説明申し上げます。

児童生徒課長 

6月14日土曜日、沼南庁舎大会議室にて、児童生徒の登校渋りや長期欠席に悩む保護者の集いとして、ひまわりの会を開催いたします。年に3回実施し、情報交換や心の支えの場を提供することを目的とした交流・支援の会の第1回目になります。
これまでの内容は、スクールカウンセラースーパーバイザーや不登校経験者の講話、保護者同士の座談会や柏市の不登校児童生徒への支援の紹介などを行ってまいりました。今後も支援の場の一つとして、継続的に活動してまいります。

田牧教育長

ありがとうございました。月間行事予定につきまして、何か御質問、ございますでしょうか。

なければ、続きまして、教育関係団体が開催している総会及び研修会等に教育委員及び私が参加しましたので、その報告をさせていただきます。

最初に、5月13日に開催されました、東葛飾地区教育委員会連絡協議会定期総会及び研修会に氏田委員、渡部委員、原委員、そして私が参加いたしました。

代表として、原委員から御報告をお願いいたします。

原委員

5月13日午後3時から令和7年度東葛飾地区教育委員会連絡協議会に参加してまいりました。

まずは総会が行われ、令和6年度の事業報告と決算の報告がなされました。その後、令和7年度の事業予定と会計の承認が行われました。進行についてはつつがなく行われました。

約1時間の総会の後、研修会が行われました。研修会については、スマートフォンの取扱いについての講義でした。スマートフォンを使うことによって、中毒性であったりとか、長く考えることができないであったりというデメリットの付き合い方について学ぶことができました。

簡単ではございますが、以上です。

田牧教育長

ありがとうございました。

次に、5月20日に開催されました、千葉県市町村教育委員会連絡協議会定期総会及び特別講演会に氏田委員、渡部委員、そして私が参加いたしました。

代表して、渡部委員から御報告をお願いいたします。

渡部委員

5月20日火曜日、流山市文化会館ホールにて、千葉県市町村教育委員会連絡協議会が行われて、教育長、氏田委員、そして私で参加してまいりました。

定期総会は、次第に沿って滞りなく行われて、閉会となりました。来賓として、千葉県教育委員会教育長の杉野様より御挨拶があり、千葉県の教員になられた方へ向けられたコメントについてのお話なども交えながら、千葉県の子どもたちがどのように成長してほしいか、そのために皆さんがどのような教師になってほしいかという願いを語られながら、そのために大切な教育の土台づくりであるとか、教育環境の整備をきちんと進めていくこと、そして風通しのよい学校づくりを目指した様々な計画とか課題を述べられており、教育長の強い意志を感じられる御挨拶をいただきました。

特別講演では、文部科学省の施設助成課長の福島崇氏がいらっしゃいまして、お話をいただきました。

公立学校施設の整備における予算及び体育館等への空調整備についてのお話がありまして、柏市では、中学校の体育館の空調整備が完了しているということで、私もその話を聞いて、いろいろな進め方とか、予算の関係とかのことを詳しく知れた良い機会だと思いました。全ての工事が助成の対象となるわけではないということも知って、皆様が予算の確保のためにどれだけ大変なことをされているのかというのも確認できた良い機会だと思いました。

その後は事例紹介として、流山市のICT教育の現状の話とそれとともにサービス提供を勧めているベネッセグループの方が、様々なアプリの説明や紹介をされていて、その中で柏市でも活用しているドリルパークの実際の現場の声ということで、柏市の事例が挙げられていて、柏市では、結構スピード感を持って、こういうことにも早い段階から取り組んでいたので、今のICTの現状について、また再確認できたという感じがしました。

以上です。

田牧教育長

ありがとうございました。

そのほかに何か報告、連絡等ございますか。

12.閉会宣言

田牧教育長

それでは以上をもちまして、全ての日程を終了といたします。

閉会とします。

ありがとうございました。

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