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更新日令和5(2023)年5月26日
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熱中症を予防しましょう!
熱中症は、日ざしが強い屋外でなりやすいイメージがあるかもしれませんが、屋内でも熱中症になります。
室内での熱中症は、室内で過ごしている間に室温や湿度の上昇など、環境要因で起こるほか、屋外での活動後に室内で適切に体を冷やすことができず熱中症になる場合や、夜間に冷房を使用しないことで屋外の気温が下がっても室温が上がり、寝ている間に熱中症になる場合もあります。
また、熱中症は屋内外問わず、誰にでも起こり得るので、注意が必要です。
夏は気温や湿度が高く、食中毒の原因となる細菌が増えやすいので、食中毒にも注意が必要です。詳しくは「食中毒に関する情報」をご確認ください。
熱中症は予防が大切です
熱中症の予防には、暑さを避けることと水分補給が大切です。
空調設備(エアコン)使用のポイント
- 温湿度計で室温をこまめにチェックし、エアコン使用時の室温「28℃」を目安に、適切な温度を保つようにしましょう。特に高齢者は暑さを感じにくくなっているため、皮膚感覚で判断せずに、温湿度計で確認しましょう。
- 外から帰ってきて、部屋の中の空気が外よりも暑いと感じたときは、まず、窓を開けて部屋を換気しましょう。
- 室内に温度むらが生じる場合には、エアコンの風向きを変えたり、扇風機を使って室内の空気を循環させたりしましょう。暑い空気は部屋の上の方、冷たい空気は部屋の下の方に溜りやすくなっています。
- 窓から入り込む日差しや照り返しは、すだれや緑のカーテンなどにより部屋の外側で遮断すると効果的です。難しい場合には、室内側でカーテンやブラインドなどを使って日差しを遮断しましょう。
【出典】環境省「高齢者のための熱中症対策」(PDF:893KB)
暑さを避ける工夫をしましょう
- 暑い日は無理な外出を控える(熱中症警戒アラートをチェックしよう)。
- 適宜休憩する、頑張らない、無理をしない。
- 携帯型扇風機や保冷剤などのグッズを活用する。
- 日傘や帽子を使う(帽子は時々はずして、汗の蒸発を促しましょう)。
- 吸汗・速乾素材や軽・涼スーツ等を活用する。炎天下では熱の元となる光を吸収する黒系の素材を避ける。
こまめに水分を補給しましょう
日常生活で摂取する水分のうち、飲料として摂取すべき量(食事等に含まれる水分を除く)は1日あたり1.2リットルが目安とされているます。また、大量の発汗がある場合は水だけでなく、スポーツ飲料等(※1)の塩分濃度0.1~0.2パーセント程度の水分摂取が勧められます。
(※1)これらの飲料には糖分を大量に(500ミリリットルのペットボトル1本中、30グラム以上)含むものもあるので、飲みすぎによる糖分の過剰摂取に気をつけましょう。
マスク着用による熱中症にご注意ください
マスクを着用されている場合は、体内に熱がこもりやすくなります。また、マスク内の湿度が上がり、喉の渇きを感じづらくなるため、こまめな水分補給を心がけましょう。
環境省「熱中症環境保健マニュアル2022(PDF:8,686KB)」を参考に作成
熱中症警戒アラート等をチェックしましょう
環境省では、暑さ指数(WBGT)や熱中症警戒アラート(※2)の情報提供を「熱中症予防情報サイト(外部サイトへリンク)」にて行っています。また、同サイトから熱中症警戒アラートの個人向けのメール配信サービスが登録できますので、この機会にぜひご活用ください。
(※2)熱中症の危険性が極めて高くなると予測された際に発表されるもの
【参考】環境省「熱中症警戒アラート発表時の予防行動(PDF:2,433KB)」
熱中症の症状
こんな症状があったら熱中症を疑いましょう。
軽症
- めまい
- 立ちくらみ
- 筋肉痛
- 汗が止まらない
中等症
- 頭痛
- 吐き気
- 体がだるい(倦怠感)
- 虚脱感
重症
- 意識がない
- けいれん
- 高い体温である
- 呼び掛けに対し返事がおかしい
- まっすぐに歩けない、走れない
熱中症になったときは
【出典】環境省「熱中症~ご存じですか?予防・対処法~(PDF:2,433KB)」
軽症の症状があれば、すぐに涼しい場所へ移し体を冷やすこと、水分を自分で飲んでもらうことが重要です。
そして、誰かがそばに付き添って見守り、意識がおかしい、自分で水分を摂れない、応急処置を施しても症状の改善がみられないときは中等症と判断し、すぐに病院へ搬送します。
医療機関での診療を必要とする中等症と、入院して治療が必要な重症の見極めは、救急隊員や、医療機関への搬送後に医療者が判断します。
関連情報
熱中症についてもっと詳しく知りたい、マニュアル・チラシなど
暑さ指数(WBGT:湿球黒球温度)について(環境省熱中症予防情報サイト内)
その他外部リンク
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